調査目的)
概要でも書いたようにシラサギは、金目川方面に飛んでいくのですが、飛んで行ったサギ達はどこに飛んでどう過ごしているのでしょうか? 魚が好きなやつらは魚のいる水辺にいるはずです。それでは金目川自体に沢山いるんじゃないの、と3段論方で予想できるので今日(98/11/3)の調査の目的は、このサギが金目川自体で何羽いるかを調べることにありました。
調査日時)
1998年11月3日(火) 5:30-12:00 曇りのち晴れ
調査方法)
1)平塚大橋からサギコロニーをみて、ここから飛び立つシラサギの個体数と方向を目指でカウント(5:40〜6:10)。この場所は丁度金目川と渋田川の合流にできた中州の上に架かっている橋で中間に立つとどちらの方向に飛んでいくサギも観察できます。
2)金目川サイクリングコースを自転車で上流に移動(6:15〜12:00)。橋と橋の間を一区間として区間内のサギの個体数を数える。帰りもカウント、河口まで行ってみる。
調査結果)
1)シラサギ類のサギコロニーからの方位別飛び立ち数
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方向
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金目川方面
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渋田川方面
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南方面
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西方面(*)
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残
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合計
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98/11/3
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253
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11
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16
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6
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0
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286
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(詳細表・図はこちら)
塒はムクドリと場所を分けて取っております。竹薮の東側がサギ類、西側がムクドリです。互いがうるさいと思っていると思います。人から見ればどっちもうるさいです。うるささではムクドリに軍配が上がりますが。
シラサギとは、コサギ、ダイサギ、チュウサギを指します。 あまりに一度に飛ぶので、コサギかダイサギかの区別は付けられませんでした。 1羽2羽飛び出すとそれに続いて俺も俺もと団子状態になって飛び立ちます。ほんの少し飛ぶと列になるようです。 中には旋回して行く奴もおり渋田川に行くとフェイントかけて本当は金目川に行く奴とかもいます。 なにかに驚いて急旋回して橋のたもとにもぐるやつもいます。 でも大抵は順に飛び立って非常にカウントしやすいです。ムクドリのように一度に来られると写真判定以外無理ですがシラサギはそんなことないです。
飛んでいるとコサギとダイサギの差は歴然です。たまにセグロカモメが来てギョッとします(ダイサギに似ているからです。これがユリカモメだと間違えないのが不思議です。)
また、多分チュウサギはいないのではないかと思います。暗くてダイサギとの差が分かりませんが。夕方に観測すれば分かるとも思いますが、夕方は家族の時間なので見に行けません。
結果としてシラサギ類286羽中金目川方面が253羽とほとんどこの方面に行くことが分かります。
(*)98/11/08の観察では西方に行く個体は鷹取山の南側を越えていきました。
2)金目川(花水川上流)のサギ個体数
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調査日
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コサギ
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コサギ
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ダイサギ
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ダイサギ
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アオサギ
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アオサギ
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カルガモ
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カワセミ
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セグロセキレイ
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キセキレイ
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98/11/3(Su)
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行き
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帰り
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行き
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帰り
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行き
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帰り
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-
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-
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-
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-
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小計
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21
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19
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3
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1
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2
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1
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26
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2
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15
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4
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シラサギ行きの合計 26 (詳細表はこちら)
自転車でサイクリングロードを走りながら見ているので所々、木立で見えないところもあります。 道は”欠の上人道橋”までは快適に走れます。その上流は幅の細い県道(左岸側)と併走でトラックなどが来ると危険を感じます。自転車は左側通行ですので帰りは観察することができていません。 秦野市内の葛葉川迄行ってみたのですが秦野市内は全く自転車のことは考えてないらしく、川沿いに自転車を走らせる事はできませんでした。やれやれ。山間になると川が急になるのでという説明も分かるのですが、町のデザインの段階で川を人が往来するということは考えていないのはよく分かります。
その他の鳥も気が付いた範囲で記録しました。
結果はシラサギ類は金目川方面に飛び立った253羽中たった26羽しかいませんでした。約1割で残りの9割はどこか別の所に行ったのでしょう。 しんさい橋より上流は1羽もいませんでした。
考察)
だとすると、次の疑問がわきます。
(1)残りのシラサギは何処に行ったのでしょう。
多分、支流か水の残っている田圃(稲刈りの終わったこの時期ほとんど乾田のはずですが)湿地に飛んでいったのでしょう。何てったって小魚が好きですからね。特にコサギは。トンボも食うけど。広い範囲に分散したという事でしょうか。 他の水系に食事に行っているとも考えられます。これはすなわち塒になる場所が無くなっているという悲しい結論です。
(2)なぜ、サギは塒を作るのでしょう?
孤独が好きな鳥は一杯いるし、孤独が嫌いな鳥も一杯いますが、サギだからという特別な理由は誰かが研究しているような気もします。
今度は川に注目すると、逆に言えば金目川はこの時期サギを26羽程度しか養えないということでしょうか。中流にはボラの稚魚(?)がたんまりいるのでその辺の関係がよく分かりません。
(3)そこで、花水川(金目川)が養える魚を主食とする水鳥MAXはどのくらいなのでしょうか?
(4)いやいや、それよりも魚を主食にする鳥類はどのくらい個体数がいるんでしょうか?
最近(この秋になって)カワウが増えているようです。また、アオサギ、ダイサギも増えているようです。西側先生の見立てでは深い所まで魚(コイなど)を取れる鳥が増えたようです。
(5)じゃー、そもそも魚はどんな種類がいてどれくらいの数がいるのでしょう?
これくらいの疑問になると個人の手を越えています。詳しい方リンクを張らせてください。
などと考えると、川が養える鳥の数、それを支える魚の数、またまたそれを支える小動物、植物の量。やっぱり鳥って自然のバロメータなのですね。と当たり前の結論になってしまいました。これを定量的に計ってみたいな。
(6)究極的には、花水川は定量的にどのくらいの自然度なのでしょう?そのその自然度なんて定義があるかも知りませんが何となく生息種と個体数がパラメータで猛禽類など見付けたらラッキー鳥などは重み付けをするのではないかという気がします。これの知っていらっしゃる 方は教えてください。
感想)
たった半日潰して観察しただけなのに一杯考えることができてとても面白いです。インターネットでどなたが見ていただけるか分かりませんが、誰かにしゃべっている気はします。これもとても面白いです。考えも纏まりますし。
本来、インターネットは地域社会の構成員をより近づけるための道具だという気がします。ですので、平塚にこだわって発信していきたいと思います。この当たりに住んでおられる方は一緒に遊びませんか? 魚がどうなっているのか、虫がどうなっているのか、地勢がどうなっているのは、を博物的に見るのは楽しいです。一緒に遊びませんか。メールください。
その後の調査)
相変わらず山田さんと週末毎に(因みに山田さんは毎日)塒立ちを見ておりまして、日別の塒立ちの個体数を不定期にアップします。

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